北森鴻　『花の下にて春死なむ』

ビアバーのマスターが謎と人生の悲哀を解き明かす、連作短編集。
一種の安楽椅子探偵モノです。
同じシリーズの『桜宵』もとても面白かった！
・・・のに。今日、作者の訃報を目にして驚きました。
４８歳という若さでした。心不全だそうです。
北森ワールドの新作をもう読めないと思うと残念です。
合掌。

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宮部みゆき　『理由』。
超高層マンションで起きた凄惨な殺人事件。「誰」が殺され、「誰」が殺したのか、何が起きて何が残ったのか・・・。少し複雑な人間関係でしたが、ノンフィクション風に書き進められていく人間の心の闇を抉っていくのにどんどん引き込まれます。文庫本で620ページもあるのに。

宮部さんのは、ずーっと読んでますね。あ、『ＩＣＯ』『ブレイブストーリー』『英雄の書』のファンタジーはダメでした。私にファンタジーは読めないんです。ＳＦも苦手です。入り込めないんです・・・。
『模倣犯』は孫娘を想うおじいさんの気持ちが痛くて哀しくて、うっ、となりました。何年か前にＳＭＡＰの中居くんが主演の映画になりましたが、あれは違うような気がします。

『名もなき毒』は少し消化不良気味だったので、今は『楽園』が文庫本になるのを心待ちにしています。

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週間少年ジャンプ連載『銀魂』。
ジャンルは「なんちゃってＳＦ時代劇」だったかな(笑)
アニメもやってますよね。ばかばかしい話のときもほろっとする話のときもどちらも大好きです。

・・・他にもかなり漫画読んでます。『ブリーチ』とか『ガンダム・ジ・オリジン』とかいろいろです。
少年漫画が多いような気がします。

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坂木司（さかき・つかさ）著　『青空の卵』『仔羊の巣』『動物園の鳥』

自称引きこもりの鳥井真一が、友人の坂木司から持ち込まれる身近に起きた謎を解き、（必要に迫られて）人と出会うことによってもたらされる二人の成長・・・。

・・・。あれ？すごい簡潔に書くと面白そうに見えないですね？！なんでだ。
感動っていうより切ない感じでしょうか。もう、きゅうーッってなる。・・・伝わりませんね？
社会人として、そつなく一人前にやっていってる坂木君が、鳥井君を社会に戻そうと引っ張って行ってるように見えて、実はそうではない、というところが主題かな？

「守っているつもりで、その相手にすがっている」


いろいろ考えてしまう三部作です。大好き。

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